IPストリームをベースとしたプロダクション環境を構築/自動化/管理するためのオーケストレーションシステムです。
S-CORE MASTERは、ビデオ信号からの移行が予想されるIPストリーミングをベースとしたプロダクション環境を構築する際に必要な設計、管理、運用をサポートするオーケストレーションシステムです。オープンなフォーマットをキーワードとし、EVS社製品にとどまらず他社製品/システムとも汎用プロトコルで連携します。
IPルータを中心としたシステムを提供し、煩雑なIPアドレスの管理や設定を一部自動化することで運用管理者様の負担を軽減します。また、ビデオ製品ライクなユーザインターフェイスやコントロールパネルを使用することで、ビデオ信号からの移行をストレスフリーでバックアップします。
次世代IPルータとしてITテクノロジーと融合
ライブプロダクションとして、放送コンテンツを製作するという観点から重要な “帯域が保証された安定した運用” を実現すべくITテクノロジーのメリットを融合、活用します。推奨ネットワークスイッチを使用することで、製品とソフトウェアベースで連携。SDN に対応し、自由なIPストリーミング(SMPTE2110, 2022-6,7) のルーティングシステムとして利用できます。高負荷が想定される運用にも耐えられる設計が可能です。ルーティングのオペレーション、クロスポイントの指定などのGUI上、またはコンパネからの制御もサポート予定です。
ワークフローの構築を自動化し、管理のストレスから解放
IPストリーミングのワークフロー構築には多くのデバイスとの接続、連携が必要です。プレーヤー、モニター、スピーカはもちろん、オーディオミキサーや信号監視波形モニタ、ビデオワークフローからの移行期には SDI <-> IPストリーミングコンバータなども多く必要となります。
「S-CORE MASTER」は、 汎用規格に準拠した NMOS IS-04 に対応し、ネットワーク上の対応デバイスの自動認識、制御を実現します。(後継規格である NMOS IS-05 にも対応予定) EVS XT4Kサーバなど IPストリームでの入出力に対応したプロダクトとも連携し、煩雑なマルチキャストアドレスの設定なども極力自動化することで構築の際に最もストレスがかかる IPアドレスの管理から解放します。
運用監視モニタリング、フェイルオーバーやロードバランシングを基本設計に
IPストリーミングの監視として、各ポートごとに使用帯域やストリーミング信号の種類(VoIP, AoIP, PTPなど) を自動で認識、システムの状態をGUI上で可視化します。万が一のトラブルにも運用をサポートするフェイルオーバ機能や、一時的な高負荷をロードバランシング機能で平坦化するなど、システムの安定動作を第一とした設計と補助ツールを提供します。
ハードウェアベースS-CORE EDGEでライブプロダクション環境を拡張
「S-CORE MASTER」はシステムとして提供されますが、ハードウェアベースで対応が必要な機能は 「S-CORE EDGE」でサポートします。
- IPストリーミングのクリーンスイッチ : ルーティング時のショックを解消
- Natting : 異なるネットワークアドレスで構築されているIPシステムアイランド間を結合
ワークフローの規模にあわせたカスタマイズが可能です。EVSサーバを中心としたビデオサーバ、「DYVI(販売終了製品)」などライブスイッチャーなどと連携することで、フレキシブルなスタジオ/中継車システムとして活用していただけます。
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