CAE解析結果や実験撮影データを比較・簡易計測できる開発支援ビューワー『TimeSpaceView』2024年2月新発売
株式会社フォトロン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 瀧水隆)は、CAE解析結果や実験撮影データを比較・簡易計測できる開発支援ビューワー『TimeSpaceView(タイムスペースビュー)』を2024年2月より発売いたします。
製品化の背景
民間企業の研究開発部門や大学・官公庁の最先端の研究開発テーマにおいて、年々シミュレーションによる研究開発が加速しています。特に自動車市場ではMBD(Model Based Design)が推進されている中、ハイスピードカメラの役割も変わりつつあります。ハイスピードカメラは現在でも主に実験現場での活用がされていますが、撮影後の解析においても重要な役割が求められ、ニーズも多様化しています。その一つとして、実験とシミュレーションの比較・解析に関する要望があり、近年増加傾向にあります。
当社ではこのようなニーズに応えるべく、シミュレーション結果や実験撮影データを簡単に比較・計測できる開発支援ビューワー『TimeSpaceView』を発売いたします。このツールはシミュレーションから出力される時系列の3Dモデル、変位とハイスピードカメラで撮影した2D動画を入力、重ね合わせを行い、動きの違いを観察、実測することができます。
『TimeSpaceView』は、製品開発に関わる部門間でのコミュニケーションツールとして、お客様のMBD(Model Based Design)開発の効率化に貢献します。
『TimeSpaceView』の主な特長
1.時系列に複数の3Dモデルを入力、360度自由視点での観察を実現
3Dモデルは時系列に複数のモデルデータを入力することができます。また、3Dモデルを動画のように再生しながら、360度任意の視点で観察することができます。
2. 2D動画と3Dモデル、3Dモデルと3Dモデルを重ね合わせて比較可能
ハイスピードカメラや産業用カメラ等で撮影した2D動画やHSVC受託サービス※で取得した3Dモデルと、シミュレーションで解析した3Dモデルを時系列で入力し重ね合わせて表示、比較することができます。
※HSVC受託サービスは株式会社フォトロンが提供する数十台のハイスピードカメラを用いて3Dモデル動画を作成する受託解析サービスです。(詳細はこちら)
3. 2D動画と3Dモデルを重ね合わせて計測
比較した後の差分を、計測ツールを使って計測することができます。3Dモデルの場合は、断面を任意に設定し動画と画角をあわせて配置した上で、計測モードを起動し、距離、速度、面積など各種計測をすることができます。
『TimeSpaceView』の主な仕様
※CAE解析結果ファイルはHyperViewと連携することで、STL形式で取り込むことができます。同じPCにインストールすることで、TimeSpaceViewから専用コマンドで変換処理を行うことができます。HyperViewのサポートするファイル形式の詳細は、HyperViewのマニュアル等をご確認ください。
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