学生時代、一眼レフで写真を撮るのが好きで、民生品のカメラには興味を持っていたのですが、いざ就活という時になって、“人間の目では見ることができない現象やモノを撮れるカメラ” を作ることに携われたら面白そうだなと思い、医療用・産業用カメラメーカーを中心に就職活動をおこなっていました。
色々調べていくうちに、フォトロンのハイスピードカメラを知り、”Niche But Top(ニッチな市場でのNo.1企業)”を掲げて世界初の製品づくりに挑戦している、という話を聞いて、その企業姿勢がすごく良いなと思って入社を決めました。
コロナ禍での入社だったため、すぐテレワークになったことに最初は戸惑いました。でも、入社したばかりの私を気遣って、先輩方が積極的にコミュニケーションをとってくださったので、孤独にならずに済みました(笑)就業終了時に毎日日報を提出していたのですが、OJTの先輩が毎回必ずリアクションをしてくれて、それがすごく嬉しくかったです。
テレワークを可能にするための環境整備や社内ルールの制定など、会社の動きが早いことにも驚きました。コロナの状況や社会情勢にあわせてスピード感をもって臨んでいるんだなと感じました。
開発というと、各自で黙々と作業する“お堅い”感じの人達、というイメージを持っていて、開発メンバーのいるフロアはシーンとしてるんじゃないか…とちょっと心配していたのですが、いざ出社してみたら、みなさん和やかに雑談したりしていたので、良い意味でギャップがありました。
ハイスピードカメラ本体の電気回路・論理回路などのハードウェア設計や、製品評価などが主な業務です。今は新しいハイスピードカメラのプロジェクトに参加していて、先輩の作成した回路図のチェックや資料作成、回路図からプリント基板に起こすために必要な部材の手配などをおこなっています。今後は、論理回路の設計や製品の評価などにも参加していく予定です。
コロナ禍で入社した私を気遣ってくれる、優しい先輩ばかりです。業務で行き詰ったり悩んだりしていることも気軽に相談できますし、的確なアドバイスをしてくださいます。
私の所属するチームは、コミュニケーションをとても大切にしていて、それぞれ異なるテーマのミーティングが週に3回ほどあります。このミーティングで情報共有もできますし、分からないことを相談したり、業務改善の提案などもできるので、安心して働けます。
開発というとテレワークでも作業できるイメージを持つかもしれませんが、ハードウェア開発は実機が目の前にないとなかなか難しい面もあり、チームメンバーの出社率は比較的高い方だと思います。出社した時は別のチームのメンバーも交えてランチに行ったりすることが多くて、色んな方々と交流できるのも楽しいです。
“モノづくり”に携わりたい!開発がやりたい!と思って入社したので、そこに携われていることがやりがいに繋がっています。入社1年目の研修で、ハイスピードカメラの開発メンバーが使う治具(評価用基板)を設計して作ったのですが、『もっと欲しい!』と高評価をいただいたという経験があり、自分が作ったものが誰かの役に立って高評価をいただける、ということが非常に嬉しかったです。今はまだ社内メンバーに対してしかできていませんが、いずれお客様に自分が作ったものを使っていただける、と思うと胸が高鳴ります。
難しいところは、設計に関してですね。既存図面を見ても、なぜここがこうなっているのか?など、読み解くのが難しく、先輩方から色々教えていただいて勉強しているところです。学生の方々はぜひ、学生時代に実際に自分で回路を作ってみた方が良いと思います(笑)
入社後の研修で治具(評価用基板)を作ったという話をしましたが、この研修で、仕様書を作り、回路図を作り、業者の方々と打ち合わせをし、出来上がったものを評価して改善するという、実際の製品プロジェクトのミニサイズ版ともいえる経験をしたことが、とても勉強になりましたし、時間の使い方に関して成長できたと思います。この時は、些細なことに拘って先に進めず、治具の完成まで時間がかかってしまったのですが、限られた時間のなかで優先順位をつけて作業する大切さを学ぶことができました。
今はまだ先輩のサポートをしながら色々なことを勉強しているところですが、いずれは、製品の設計をメインで担当してみたいです。そのためには、ハードウェア設計に関する知識だけでなく、ハイスピードカメラを作るためのカメラの仕組みや仕様の理解が必須になります。
当社は自社開発のため、作ったモノの評価基準も仕様を元に自分たちで決める必要があります。カメラの仕組みや仕様への理解は適切な評価にも影響するのでとても重要です。
学ぶことはたくさんありますが、早く一人前の戦力になれるように日々ステップアップしていきたいです。
就職を機に東京に来たので、色んな所の写真を撮りたいなと思っていました。…ですが、東京に来てすぐコロナ禍で巣ごもりしていたので、全然撮りに行っていません(笑)
学生時代は野球をしていたので、気分転換にバッティングセンターに行ったりもしています。あとは、クラウドファンディングのサイトを見るのが好きですね。やっぱり“モノづくり”に興味があるので、『お!これは使ってみたい!』と思うようなものを見つけると、少額ですが出資したりして楽しんでいます。
就職活動は、自分が何をしたいのか?を見つめなおす・見つけ出す、良い機会だと思います。仕事において何を重視するのかは人によって違うと思いますが、自分のやりたいことを見つけ出して、そこにマッチする会社に入社すれば、入社後に『こんなはずじゃなかった』といったギャップが少なくて済むのではないかなと思います。みなさんと一緒に働けることを楽しみに待っています!