フォトロンで働いている同じ研究室の仲の良い先輩から話を聞いて、私が最も興味を持っている“カメラ”“科学” というキーワードを両方持つ企業として心惹かれるものを感じていました。R&D系カメラを開発・販売していて、研究所や大学への納入実績が豊富なフォトロンなら、最先端のサイエンスの世界で活躍しているお客様に接する仕事ができるのではないかと思い、応募しました。
理系の仕事(開発/技術職など)は勤務地が関東以外であることが多く、関東で働きたいという気持ちがあったので、東京のど真ん中にオフィスがあることも魅力でした。また、面接の際に各事業部の業務などの詳しい説明を受けたことで “働くイメージ”を持てたことも、入社の決め手になりました。
コロナ禍を経験して、この世は何が起こるか分からない、ということが身に染みていたので、あまり色々なことに動じたりはしませんでした。ただ、初めて出社した際に、たまたまテレワークの方が多い日だったのか、オフィスに殆ど人がいないことにはちょっと驚きました(笑)
学生時代は主に光通信の研究をしており、偏光・赤外線を重点的に学んできたわけではなかったので、配属先が偏光/赤外ハイスピードカメラを扱う「光学計測部」だと分かった時は、少し不安を感じました。
普通のハイスピードカメラでは見えないモノや事象を捉えることができる、自社開発の偏光ハイスピードカメラ/赤外ハイスピードカメラを販売する「光学計測部」で、技術を担当しています。
営業メンバーのデモに同行して装置(ハイスピードカメラ)の操作をしたり、装置検証、納品物のチェックや不具合の対応、マニュアル作成などが主な業務です。
技術・開発だけでなく、営業メンバーも含め、偏光・赤外計測の技術的な専門知識を持つプロフェッショナル集団です。理系に強い人達の集まりですね…(笑)
実機がないとできない仕事が多いこともあり、比較的出社率が高い部門だからなのか、デモなどで一緒に動くことが多いからなのか、営業と技術の距離がとても近くて一体感があります。緊張せずに言いたいことが言えますし、気楽に話ができる和気あいあいとした雰囲気なので、楽しく仕事ができています。
偏光ハイスピードカメラや赤外ハイスピードカメラを使って、お客様の“見たい”を叶えることができた時や、お客様の嬉しそうな顔を見ることができた時に、やりがいを感じます。今はまだ勉強中の身なので、横で見ているだけですが、自分の技術的な提案で、お客様の“見たい”を叶えられるようになりたいと思っています。
難しいところは、光学に関する専門性の高い・深い知識の習得です。お客様に説明するどころか、商談の席などで話についていけないこともあり、まだまだ勉強が必要だと思っています。分からないことがあったらすぐ調べるのですが、説明文を読んでもその文章の意味が分からないこともあって、とにかく奥が深いです。単語レベルで分からないことを減らしていくよう努力して、基礎部分は大体習得できたと思うので、今は仕事のなかで色々と学んでいるところです。
光学に関する知識はゼロではなかったものの低いところからスタートしたので、理解できる領域が広がってきた点は、成長したと思います。先輩方との会話のなかで自分の気が付いたことを発言できるようになり、『そんなことに気が付けるようになったなんて、成長したね!』と言ってもらえた時はとても嬉しかったです。
もうひとつは、任せてもらえる仕事が増えてきたことです。装置の性能向上に向けた実証をおこなう“装置検証”という業務があるのですが、準備やデータを取る手順など、全てをきちんと身につけていないと正確な検証データが取れません。最近ではこの業務を任せてもらえるようになりました。
お客様に装置の測定原理を過不足なく一通り説明できるようになること、技術的な質問にきちんと回答できるようになることが直近の目標です。まだひとりでできることが少ないので、もっと勉強して知識をつけて、“一人前の技術担当者”になれるよう努力していきたいと思っています。
学生時代からバイクが好きで、入社を機に新しいバイクを購入して、週末はサーキットなどに走りに行っています。スノボも好きなのですが、学生の時ほど時間がないので、夏はバイク、冬はスノボ、という感じで楽しんでいます。
就活には自分と向き合わなければならない辛さがあると思いますが、自己理解をどれだけ深められるかが、納得のいく就活のカギになりますし、選考を突破する力にもなると思います。仕事内容・会社規模・知名度・勤務地など、自分にとって大切なものは何か?という“就活の軸”をきちんと決めておけば、企業選びに困った挙句、受ける数が増えて結果的に就活の質が下がる、といったことにもならないと思います。
就職は人生の大きな分岐点になるので、焦りやプレッシャーを感じることもあると思いますが、適度に息抜きをしつつ、就活を楽しんでもらえたらと願っています。